バカでもわかる感度と特異度
理学療法士4年目になりました。
メロンです。
うちの病院にも理学療法士の実習生が来ていますが
感度、特異度の理解があまりできていないようです。
わかりやすく解説していきたいと思います。
感度、特異度、ってなに???
感度:疾患罹患患者中の検査陽性者の割合
特異度:疾患非罹患患者中の検査陰性者の割合
教科書的にはこう書いてあります。
難しいですね。。。
感度、特異度を理解する上で
4種類に分けます。
痛い人(疾患あり)、健康な人(疾患なし)
各々検査で陽性、陰性
で4種類に分けれますね。。。
では感度とはどこを指しているのでしょう???
痛い人(疾患がある人)の中で検査で陽性だった人の割合のことを指します。
特異度とは
痛くない人(疾患がない人)の中で検査で陰性だった人のことを指します。
ポイント
感度は痛い人の中での陽性者の割合
特異度は痛くない人の中での陰性者の割合
この知識を使ってレベルアップ
感度が高いということは痛い人の中で検査が陽性になる確率が高いということです。
例えば..
・インピンジメントメント検査が感度100%(感度高い)こんなことありえないけど...
・肩が痛い患者さんがいます
メロンは考えます。
この肩の痛みはインピンジメントによる痛みではないか?
と思いインピンジメント検査を行いました。
結果は陰性でした。
どう考えますか???
感度100%ということは
そのテストが示す結果がその痛みの原因であれば
必ず陽性ということになります。
大事なのでもう一度言います。
そのテストが示す結果がその痛みの原因であれば
必ず陽性ということになります。
しかし今回は陰性でした。
ということはインピンジメントが
原因ではないということになります。
=肩の痛みは他の原因である
とも言えますね。。。
感度が高い検査で陰性であれば
その検査が示す原因ではないということがわかるのです。(ここ大事!!)
ということは除外診断ができるのです!!!
=原因ではないと判断できるのです。
ポイント
感度が高い検査は除外診断に使える
質問があればお待ちしています。